オーボエのダブルタンギングは、シングルタンギングでは追いつかない速い曲を演奏する時に欠かせないスキルですよね。
でも、マスターするには難しいスキルなので、悩んでしまうこともあると思います。
今回の記事では、基本となるシングルタンギングのやり方、ダブルタンギングの練習法の他、初心者~中級者に役立つオーボエ講座についてまとめてみました。
オーボエ シングルタンギングのやり方・練習法
まずは基本となるタンギング(シングルタンギング)のやり方について紹介します。
オーボエのリードを口にくわえて、
トゥ トゥ トゥ トゥ
と発音するイメージで舌をリードに当てます。
シングルタンギングの練習法ですが、メトロノームを使って最初はゆっくり、次第に早くするというのが王道ですね。
メトロノームをテンポ60の速さに合わせます。
メトロノームがない場合は、この動画がおすすめです。
最初は、メトロノームがいったりきたりするリズム(音)に合わせて、トゥー、トゥー、トゥー、トゥーとタンギングをしていきましょう。
リズム(音):チッ チッ
タンギング :トゥー トゥー
問題なければ、次は1テンポ中で2回タンギングをする練習をします。
リズム(音):チッ チッ
タンギング :トゥー トゥー トゥー トゥー
そして、次は1テンポで3回にします。
リズム(音):チッ チッ
タンギング :トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ
最終的に1テンポで4回タンギングができるよう練習していきます。
リズム(音):チッ チッ
タンギング :トゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥ
オーボエは、高音ほどタンギングしやすく、低音ほどタンギングしにくいです。
低音で1テンポ4回のタンギングができれば、ひとまずOKですね。
慣れてきたら、メトロノームの速さを60から少しずつ速めていくといいです。
オーボエ ダブルタンギングのやり方・練習法
ここからは、オーボエのダブルタンギングのやり方、練習法について紹介します。
どんな曲でもシングルタンギングで乗り切れればいいのですが、速いパッセージの曲でタンギングをしなければいけない場合、シングルタンギングだと追いつかないですよね・・・
そんな時にダブルタンギングが役立ってくれます。
ダブルタンギングのやり方については、いくつかあります。
タカ タカ タカ タカ
トゥク トゥク トゥク トゥク
リキ リキ リキ リキ
これらの言葉を発音するイメージでトライしてみてください。
どれが合うかは個人差があるので、これが良さそうと思ったものを選んでみてくださいね。
最初はリードだけくわえた状態で試してみて、慣れてきたら楽器に装着して練習してみましょう。
ただ、ダブルタンギングは本当に難しいですよね。
音程が安定せず、変な音色になってしまいます。
一朝一夕で習得できるものではないので、根気強く粘り強く取り組んでみてくださいね。
独学で練習するのに不安を感じたら
といっても、やっぱりダブルタンギングの習得は難しいですし、アマチュアの人が独学で練習を続けるのは不安が大きいのではないでしょうか。
一番いいのは、プロの人に教わりながら学ぶことですよね。
オーボエのプロ演奏者の方に二人三脚で教えてもらえれば、悪いところはすぐに指摘してもらえますし、わからないことはその場で質問して解決できます。
でも、プロのレッスン料金はとても高額になってしまいますし、レッスンを受けられる教室もあまり多くはありません。
そこで、検討したいのが、オーボエのプロ奏者が監修したDVD講座で勉強する方法です。
DVD講座であれば、
- 自分の好きなタイミングで練習できる
- 苦手なところも繰り返し学べる
- じっくりプロの技術を習得できる
など、メリットが多いんですね。
『オーボエの美しい音色を手に入れるための上達講座』は、オーボエ奏者佐藤亮一さんが全面監修した初心者向けの教材です。
佐藤さんが直接登場して丁寧に教えてくれるので、すごくわかりやすいんですね。
もちろん、ダブルタンギングについても解説されています。
プロ直伝のダブルタンギングをぜひマスターしてくださいね。
DVD講座では、ダブルタンギング以外にも、いろいろなことが学べます。
- ダブルタンギングのやり方
- 上手なタンギングのコツ(舌の位置)
- 安定した音程の出し方
- なめらかなスラーのやり方
- 速いフィンガリングのマスター方法
- 第2オクターブキーの正しい使い方
- ヴィブラートのかけ方
- 正しい息継ぎ(ブレス)のやり方
- 正しいアンブシュアの作り方
など、オーボエ初心者~中級者がつまづいてしまうポイントがしっかり解説されています。
プロ直伝の演奏技術、コツをあますところなく学べるんですね。
また、講座を視聴してわからないところがあったら、メールで質問することもできます。
回数に制限などもないので、これはありがたいですね。
オーボエを演奏するのは本当に楽しいですが、一方で難しさもあり、うまく吹けずに悩んでしまうことも多いと思います。
そんな時に、プロが教えてくれる教材があったら助かりますよね。
「ダブルタンギングをマスターして難しい曲を演奏したい」
「オーボエの演奏スキルを高めて、美しい音色を奏でたい」
と思ったら、よかったら詳しい内容を確認してみてくださいね。
まとめ
オーボエのダブルタンギングを習得するのは本当に難しいです。
地道な練習が必要になりますが、あせらずにじっくりと取り組んでみてください。
独学での習得に不安を感じる場合は、オーボエ奏者監修のDVD講座もチェックしてみてくださいね。