腎臓の健康状態が気になると、やはり気にしなければならないのが毎日食べる食品ですね。
その中でもバナナは食べて大丈夫なのか気になる人も多いと思います。
バナナは腎臓に悪い食べ物だという話を耳にしたこともあるのではないでしょうか?
確かに、バナナにはカリウムが多く含まれているため、カリウム制限をしている場合は食べる量に気をつける必要があります。
今回の記事では、バナナをはじめ腎臓に悪い食べ物、飲み物についてまとめてみました。
バナナは腎臓に悪い食べ物?
バナナは果物の中でも特にカリウムの含有量が多いです。
大きさにもよりますが、1本(120g)あたり360mgくらいあります。
腎臓の機能が低下すると、体内のカリウムを排泄する機能も低下します。
そうなると、体内のカリウムが増え高カリウム血症になってしまうため、カリウムの摂取量を制限する必要があるんですね。
そのため、腎臓の健康状態に問題がある場合は、バナナはできるだけ控える、食べる量を少なくする必要があるということになります。
ただ、カリウム制限に関しては、あくまで腎臓に何らかの問題がある場合です。
果物全般要注意
バナナの他にも、メロンやキウイ、もも、チェリーなどもカリウム含有量が多いです。
その他、果物全般カリウムは比較的多めになっています。
また、果汁100%ジュースもカリウムが多いので気をつけましょう。
果物を食べたい場合は、缶詰をおすすめします。
缶詰の果物はカリウムが少なめです。
ただし、シロップにカリウムが溶け込んでいるので、シロップは口にしないようにしましょう。
その他、腎臓に悪い食べ物
カリウムが多い食べ物としては、イモ類、カボチャ、レンコン、にら、なす、ほうれんそう、白菜、キャベツなどの野菜全般は多めになっています。
カリウムは水に溶けやすいので、野菜を食べる際は水にさらす、ゆでこぼしをするなどをすると、ある程度取り除くことができます。
肉や魚もカリウムは比較的多いので注意です。
その他には、納豆、ひじき、牛乳などが多くなっています。
たんぱく質や食塩が多い食品も注意
これまでカリウムの多い食品について触れてきましたが、たんぱく質や食塩量にも注意する必要があります。
参考 腎臓に良い食べ物、悪い食べ物とは? | NHK健康チャンネル
塩分を取り過ぎると高血圧を招くので、日頃から気をつける必要がありますね。
たんぱく質は大切な栄養素ですが、摂りすぎると腎臓に負担をかけることになるので、配慮する必要が出てきます。
たんぱく質は、米やパンなどの主食にも含まれているので、食べ過ぎには注意しましょう。
肉や魚、大豆類などに多く含まれるので、ほどほどにしていくことが大切になります。
納豆やコーヒーは腎臓に悪い?
納豆もコーヒーも、毎日のように食べたり飲んだりしている人は多いと思います。
まず、納豆に関しては毎日でも食べたい健康食ですが、たんぱく質が豊富な点に注意が必要です。
納豆イコール腎臓に悪い食べ物ではないですが、現在腎臓の健康状態に問題がある場合は、たんぱく質の摂りすぎには気をつける必要があるので、食べる量には気を配ることが大切です。
コーヒーに関しては、カリウムが多く含まれている点が気になりますね。
インスタントコーヒー大さじ一杯で210mgくらいあります。
現在カリウムの制限を受けている場合は、飲むのは控えた方がいいでしょう。
そうでない場合は、ただちにコーヒーが腎臓に悪いというわけではないです。
お酒は腎臓に悪い飲み物?
お酒が好きな人は多いと思いますが、腎臓に直接影響を与えることはないといわれています。
もちろん、だからといって飲み過ぎは厳禁です。
ただし、お酒によってはカリウムが多いものもあるので気をつける必要があります。
お酒の中でも、赤ワインはカリウムが比較的多いです。
一方で発泡酒は少なめですね。
まとめ
バナナ、コーヒーなど、カリウムの多い食べ物は、健康状態によっては腎臓に負担をかける場合があります。
絶対に食べてはいけないというわけではないですが、食べる量に注意する必要があります。
腎臓の健康状態が気になる場合は、かかりつけ医と相談の上、判断してみてください。