お年玉をポチ袋に入れる時、お札は三つ折りにするのがマナーですね。
なぜ四つ折りではなく三つ折りにするのか、その意味としては、
- ポチ袋の大きさにピッタリ収まるから
- 折り目が少ない方が使いやすいから
- 四という数字は縁起が悪いから
になります。
この記事では、お札を三つ折りにする意味、三つ折りの折り方、ポチ袋への入れ方、新札の交換方法などについてまとめました。
お札を三つ折りにする意味
最初で紹介しましたが、お札を三つ折りにするのは、次のような理由があります。
ポチ袋に入れた時にジャストサイズ
折り目が少ない方が使いやすい
四つ折りの『四』は縁起が悪い
お正月に子供にあげるお年玉。
お金をポチ袋に入れて渡しますね。
その時、四つ折りにしてポチ袋に入れると、いびつに膨らんでしまい見栄えが悪いです。
また、三つ折りのお札と四つ折りのお札を見比べてみても、三つ折りの方がスマートに見えますね。
お金を使う側に立ってみても、四つ折りだと折り目が3つあるので、お札がくしゃくしゃになってしまい使いにくいです。
それと、四という数字は日本人には縁起が悪いので、おめでたいお正月には避けたい数字なんですね。
三つ折りの折り方
とはいえ、お札の三つ折りって難しいですよね。
そこで、失敗しないお札の折り方についてまとめました。
まず、こちらの動画がすごくわかりやすいです。
千円札、五千円札、一万円札について折り方を説明しています。
千円札1枚
千円札を表にして、お札の左端を夏目漱石の顔の輪郭右端ギリギリに持ってくるのがポイントです。
五千円札1枚
五千円札を表にして、お札の左端を樋口一葉の顔からわずかに空間をあけて折ります。
(詳しくは動画を見てください)
一万円札1枚
一万円札を表にして、お札の右端を赤い印章の真ん中わずかに手前に持っていきます。
(詳しくは動画を見てください)
三つ折りにしたお札のポチ袋への入れ方
三つ折りにしたお札をポチ袋に入れる時もマナーがあります。
まず、三つ折りにしたお札は 左側1/3を中に、右側1/3を上にします。
もらった人がお札を開いた時に、お札の表側(肖像がある側)が目に入るようにすると良いです。
ポチ袋に入れる時は次の画像を参考にしてください。
ひとまず、お札の上下が逆さまにならないよう気をつけたいですね。
ポチ袋に入れるお札は新札で
お年玉は新札を用意するのがマナーです。
おめでたいお正月、きれいなお札でもらった方が気持ちがいいですよね。
新札を準備するのは手間ですが、「君のために事前に準備していたんだよ」という意味合いもあります。
それでも、 新札を用意できない時もありますよね。
そんな時は使い古したお札でもOKです。
その時は、「新札でなくてごめんね」と一言添えるのがいいと思います。
新札の交換方法
銀行窓口で新札と交換することができます。
ただし、枚数によって手数料がかかることがあるので注意です。
三菱UFJ銀行
10枚まで無料です(口座があることが条件)。
11~500枚は550円かかります。
みずほ銀行
10枚まで無料です(口座があることが条件)。
11~500枚は550円かかります。
三井住友銀行
口座がある場合は10枚まで220円。
口座がない場合は10枚まで330円。
11~500枚は770円となっています。
また、支店に両替機を設置しているところもあります。
両替機があれば、窓口に並ばずに新札と交換ができます。
両替機の場合も手数料が発生するケースがあるので注意してください。
手数料は今後変更される可能性があるので、詳しくは該当の銀行まで確認をお願いします。
その他には、乱暴な手段ですが、ATMで限度額まで現金を引き出すというやり方もありますね。
たとえば50万円引き出せば、その中に何枚かは新札が含まれていることが多いです。
まとめ
お札を三つ折りにする意味と折り方、ポチ袋への入れ方などについて紹介しました。
お年玉をもらっていた当時を思い返すと、三つ折りのきれいなお札で渡してくれる人もいれば、使い古したお札を四つ折りにして渡してくれる人もいました。
その時は特に気にしなかったですが、印象には残りますね。
もしかすると「四つ折りにするなんて何も知らないんだな」と思う子供がいるかもですね(汗)